百度、2018年に無人運転バスを実用化へ
2017年11月16日に行われたBaidu Worldで、百度は無人運転車の実用化を2020年から2018年に前倒すと発表しました。
百度は、金龍汽車と共同で自動運転車を開発しており、今回は共同開発した無人小型バスを2018年7月量産すると発表しております。
もちろん限られたエリアでの運行から始めるとのことですが、この前倒しのスピード感は、ただものではありません。また2019年には江淮汽車、北京汽車と、2020年には奇瑞(Cherry)汽車と、それぞれ自動運転車を量産するとしています。
このほか、バイドゥワールドでは、下記の発表もありました。
・雄安新区でのスマートシティ構築
人工知能を全面的に採用したスマートシティを開発区に適用するようです。これで、身分証明手続きなどを大幅に簡素化し、渋滞や待ち行列の解消をして快適な都市づくりをするとしています。他の都市や、飛行場などのインフラのプロジェクトも協業するとのことです。
・音声認識プラットフォームのDuerOSを商品適用
渡鸦(今年買収した人工知能ハードウェア企業)の技術を適用したスマートスピーカー、テレビなどを発売する。また、HTCのスマホ、ハイアールの冷蔵庫などもDuerOSを適用して音声認識機能を取り入れるとのこと。
中国は巨大な人口で、深層学習のサンプルも集まりやすく、この分野ではかなり成長が早いと予想されます。百度大脳の呼び出し回数は、毎日2188億回!だそうです。
デモの動画など興味のある方は、下記をご覧になってください(中国語です)